早期退職の増加と転職市場
※個人の主観や感想が入ります。データに関しても調査中のものがあります。諸々ご了承ください。
パナソニックを代表する大手を含め、上場企業の多くが2025年に早期退職の募集を行っています。
しかも、黒字でありながらの早期退職など今後を見据えた経費削減が行われている。
これは転職市場の活況につながるのではないかと今年からいくつかの銘柄に注目をしているのだが、2025年も半分を過ぎたあたりで、注目銘柄についての情報をまとめつつ、推測してみようと思う。
もちろん転職市場での筆頭は現在「ビズリーチ」が抜けて強いと感じているが、それ以外にも注目する銘柄はいくつかある。それが今回の「アトラエ」である。
現状の早期退職による経費削減にはDX化による工数削減も要素の一つであると感じるため、IT関連にも強い同社に注目している。
他にも気になるところで「グローバルウェイ」など近からず遠からず、転職とその他に影響のありそうな銘柄も気になっているが、それはまた今度🤔
それでは「アトラエ」を下記にまとめていこう!
アトラエの株に注目!「Green」と「Wevox」が生み出す成長の可能性
近年、私たちの働き方やキャリアに対する価値観は大きく変化しています。そんな中で、ユニークなビジネスモデルで成長を続ける企業アトラエ(6194)をご存じでしょうか。
アトラエは、IT/Web業界に特化した転職サイト「Green」と、組織改善ツール「Wevox」の2つの主力事業を展開しています。東京証券取引所のプライム市場に上場しており、その独自の経営戦略と今後の成長性から、多くの投資家が注目しています。
成長の鍵を握る2つの事業
1. 成功報酬型の転職サイト「Green」
「Green」は、企業が採用に成功した時にのみ費用が発生する「成功報酬型」のビジネスモデルを採用しています。このモデルは、採用コストを抑えたい企業にとって非常に魅力的です。アトラエはこのサービスを通じて、企業と求職者のマッチングを最適化し、安定した収益を上げています。
一方で、成功報酬型は、採用が成立しなければ売上になりません。しかし、この仕組みがあるからこそ、アトラエは求職者一人ひとりの満足度を高め、企業側の採用成功率を向上させることに注力できるのです。
2. 組織改善ツール「Wevox」
近年、企業の組織文化や従業員のエンゲージメント(貢献意欲)が経営の重要な要素となっています。「Wevox」は、このエンゲージメントを可視化し、組織の課題を改善するためのツールです。導入企業は順調に増加しており、アトラエの新たな収益の柱として成長を牽引しています。
大手企業の早期退職がもたらす追い風
パナソニックなどの大手企業が、黒字にもかかわらず早期退職を募集するというニュースをよく目にします。一見ネガティブな動きに見えますが、これはアトラエのような転職サービスにとっては大きなチャンスとなります。
- 優秀な人材の流動化: 大手企業から流出するミドル・シニア層には、高いスキルや豊富な経験を持つ人材が多く含まれています。これらの人材が転職市場に供給されることで、転職サービスの需要はさらに高まります。
- 新たな採用ニーズの創出: ベンチャーや中小企業は、大手企業出身の即戦力を求めています。彼らは、即戦力人材を獲得するために転職エージェントやダイレクトリクルーティングサービスを積極的に活用するようになります。
このような社会の大きな流れは、アトラエの事業成長を後押しする強い追い風になると考えられます。
アトラエの今後の展望と注意点
アトラエの直近の決算では、通期での業績予想を下方修正したものの、第3四半期単体では好調な利益を計上しました。また、2025年9月期の配当金を増額する方針も示しており、株主還元にも積極的です。
短期的な業績の変動はあるものの、社会全体の「人」と「組織」に関する課題を解決するアトラエの事業は、今後も持続的な成長が期待できるでしょう。
免責事項: 本記事は特定の株式の購入を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。
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